『TOSCANELLA』からトスカーナ州アレッツォ、カゼンティーノの街の伝統的毛織物となるパンノ・カゼンティーノを素材とするショルダートートバッグ。
たっぷりサイズのハンドバッグモデル、トップファスナーでの安全な作りとなるトートバッグに仕上がりました。ウール仕上げのバッグもトップ部へのしっかりとしたレザー使いとトリミングでバッグスタイルをしっかりとキープします。クルクルと巻かれる毛玉のような独特の仕上げ処理で有名、耐久性、防水性に優れるパンノ・カゼンティーノの艶やかなオレンジには“トスカネッラ”バケッタカーフレザーのダークブラウンカラーを組み合わせ全体の雰囲気をまとめあげます。
パンノ・カゼンティーノの特徴はその毛玉のような巻き毛、織地は防水性を与えるためフェルト状にされ表面を起毛し縮らせる特殊な仕上げ加工が行われます。
はるかエトルリア、ローマ帝国時代まで遡るカゼンティーノの羊毛加工の伝統技術。その耐久性から1800年代後半からは荷馬車などの馬用マントとしてフィレンツェで製造販売されるようになるパンノ・カゼンティーノ、化学染料への色止めの組み合わせとして使われた明礬から独特のオレンジ色が偶然にも生まれます。荷馬車業者は馬用マントをリサイクルし自らの衣服を縫製、艶やかなオレンジ色はフィレンツェの婦人達に気に入られます。ジュゼッペ・ヴェルディやジャコモ・プッチーニなどの著名人からも評価されたパンノ・カゼンティーノの服は、優雅と洗練のシンボルともなるマーチンゲールやフォックスカラーの付くダブルブレストジャケットなどに仕立てられていきます。
オレンジ、伝統色グリーンの色使いにより生産されるパンノ・カゼンティーノは、ロベルト・カヴァッリ、ピエール・カルダン、ジャンフランコ・フェレなど有名デザイナーのコレクション素材としても使われます。
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